小説「ルーズヴェルト・ゲーム」

2009年4月から2010年2月にかけて全国の地方紙で連載された、池井戸潤による企業小説。2012年2月21日に単行本が、2014年3月14日に文庫版が講談社より刊行された。

業績不振で倒産寸前の中堅電子部品メーカー・青島製作所の存亡と、青島が所有する名門社会人野球部の廃部をかけた攻防戦を描く群像劇。

タイトルは第32代アメリカ合衆国大統領のフランクリン・ルーズベルトの「野球で一番面白いのは、8:7の試合だ」という言葉に由来し、作者の池井戸潤が中学生の頃に父親から「そのスコアの試合をルーズヴェルト・ゲームというのだ」と教えられ心に残っていたことから名付けられた。

2014年4月27日にTBSの日曜劇場枠で放送された連続テレビドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」の原作にあたる。

あらすじ

大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。廃部にすればコストは浮くが――社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む「奇跡の大逆転(ルーズヴェルト・ゲーム)」とは。

インタビュー

作品の構想を練っていたのはリーマンショックの頃で、景気が悪く世の雰囲気が暗かったため、映画「メジャーリーグ」のような、読んで元気になる野球小説を書きたいと思っていました。企業の野球部が舞台であれば、時代性を織り込んで、とっつきやすい物語になるのではないかという期待もありました。
主人公らしい主人公のいない群像劇なので、好きな登場人物を見つけて読んでいただければと思います。

原作紹介|TBSテレビ:日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』

登場人物

青島製作所役員

細川 充 – 社長
青島 毅 – 会長
笹井 小太郎 – 専務
三上 文夫 – 総務部長兼野球部部長
朝比奈 誠 – 製造部長
豊岡 太一 – 営業部長
神山 謙一 – 技術開発部長

青島製作所野球部

大道 雅臣 – 監督
古賀 哲 – マネージャー
井坂 耕作 – キャプテン兼捕手
猿田 洋之助 – 投手
萬田 智彦 – 投手
沖原 和也 – 投手
北大路 犬彦 – 一番打者

ミツワ電器

坂東 昌彦 – 社長
村野 三郎 – 野球部監督
如月 一磨 – 野球部投手

その他

諸田 清文 – ジャパニクス社社長
長門 一行 – 青島製作所梱包課課長
竹原 研吾 – 青島製作所の大株主の一人
城戸 志眞 – キド・エステート社長